68歳の男性。右頰部の腫脹を主訴に来院した。1年半前に右上顎癌と診断され、上顎部分切除術と放射線治療とを行い腫瘍は消失した。2週間前から右頰部が腫脹し、軽度の疼痛と違和感とを自覚した。これまでに副鼻腔炎の既往はない。喫煙は 20 本/日を 48 年間。飲酒は機会飲酒。

身長 165 cm、体重 48 kg。体温 36.8 ℃。尿所見に異常を認めない。血液所見:赤血球 430 万、白血球 7,800、血小板 15 万。 CRP 0.5 mg/dL。顔面の写真及び頭部 MRI の水平断像と冠状断像とを示す。

最も考えられるのはどれか。

a. 丹毒

b. 上顎癌再発

c. 急性副鼻腔炎

d. 放射線皮膚炎

e. 術後性上顎囊胞

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)