57歳の女性。下肢の皮疹を主訴に来院した。6か月前から激しい瘙痒を伴う皮疹が多発し、自宅近くの診療所で副腎皮質ステロイド外用薬を処方されているが、寛解と増悪を繰り返すため受診した。

下肢の広範囲に米粒大から爪甲大の丘疹、結節が多発し、表面は紫紅色調で光沢を帯び、白色線条を伴う。既往歴に特記すべきことはない。内服している薬はない。皮膚生検を施行したところ、表皮基底細胞の液状変性と表皮直下の帯状細胞浸潤を認めた。下肢の写真及び生検組織の H-E 染色標本を別に示す。

さらに確認すべき部位はどれか。

a. 頭皮

b. 口腔粘膜

c. 腋窩

d. 背部

e. 臍部

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)