39 歳の女性。子宮体癌の治療を希望して受診した。6か月前から不正出血があり、2週前に自宅近くの医療機関を受診し内膜組織診で子宮体癌と診断された。初経は 12 歳。以後月経不順で、多囊胞性卵巣と診断された。35 歳で結婚し挙児を希望したが、妊娠しなかった。5年前に受けた子宮頸がん検診では異常を指摘されていないという。家族歴に特記すべきことはない。
55 歳の女性。0回経妊0回経産婦。閉経48歳。不正性器出血を主訴に来院した。2か月前から断続的な性器出血がある。身長 148 cm、体重 60 kg。体温 36.5℃。脈拍 76/分、整。内診で子宮は 10 cm に腫大、可動性は良好。付属器に異常を認めない。腟鏡診で外子宮口からの出血を認める。行うべき検査として適切でないのはどれか。
60歳の女性。1回経妊1回経産婦。性器出血を主訴に来院した。50歳で閉経。1年前から時々性器出血があった。身長154cm、体重64kg。子宮は手拳大で両側付属器は触知しない。経腟超音波検査で子宮内膜の肥厚を認め手術を行うこととした。子宮内膜生検のH-E染色標本を別に示す。 この患者の術前検査として適切なのはどれか。3つ選べ。
57 歳の女性。不正性器出血を主訴に来院した。54 歳で閉経した。6か月前から性器出血が出現し、1か月前から持続するようになった。自宅近くの診療所で子宮内膜生検により子宮体癌と診断された。身長 155 cm、体重 80 kg。血液検査では軽度の貧血以外の異常を認めない。画像検査では子宮外への進展や転移を認めない。