気胸でみられる所見はどれか。
緊張性気胸で認める所見はどれか。
気胸の原因となりにくいのはどれか。
64歳の男性。呼吸困難を主訴に来院した。4日前に左胸痛と息切れが出現し、次第に増悪してきたため受診した。体温36.2℃。脈拍100/分、整。血圧120/80mmHg。呼吸数20/分。SpO2 92%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸部リンパ節を触知しない。左胸部に呼吸音を聴取しない。
緊張性気胸に対してまず行うべき治療はどれか。
26歳の男性。胸痛を主訴に来院し入院した。出張で午前中に飛行機に乗っていたところ、右肩に軽い痛みが出現した。到着後の空港で歩行中に呼吸困難を自覚し、その後も症状が持続したため、近くの病院を受診した。精査の結果、自然気胸の診断で入院となり、胸腔ドレーンが挿入され持続吸引ドレナージが行われた。
26 歳の男性。左胸痛と息苦しさとを主訴に来院した。現病歴:昼ごろに咳込んだ際、左胸痛が出現した。しばらく様子をみていたが改善せず、呼吸困難も出現したため夜間救急外来を家族とともに受診した。
18 歳の男子。胸痛と呼吸困難とを主訴に来院した。ランニングの途中に突然の右胸部痛と呼吸困難とが出現し、約10分様子をみていたが呼吸困難が更に悪化したため来院した。
23歳の男性。胸痛を主訴に来院した。現病歴:朝、通勤中に突然胸痛が出現した。駅のベンチで休息すると少し改善したため歩きかけたが、呼吸困難感も出現したため救急搬送された。既往歴:2か月前に労作時の息切れが急に出現し軽快したが、心配になり受診した。自宅近くの病院で胸部CTを施行された。その時の胸部単純CTを別に示す。
20 歳の女性。右胸痛を主訴に来院した。昨日夕方、急に右胸痛と呼吸困難を自覚し本日増悪したため受診した。呼吸数 22/分。SpO₂ 95 %(room air)。右胸部の呼吸音が対側と比べ減弱している。胸部エックス線写真を別に示す。次に行うべき検査はどれか。
16歳の女子。胸部刺創のため同級生らに抱きかかえられて来院した。 現病歴: 突然見ず知らずの男性に左前胸部をサバイバルナイフにて刺された。受傷後すぐに近くにいた同級生らに助け出され、一般救急外来に運ばれてきた。同級生らの話では、病院の近くの公園で、青年男性の無差別な暴力行為が発生しており、他にも数人が負傷しているとのことである。
5歳の男児。咳嗽と呼吸困難とを主訴に両親に連れられて来院した。3日前から発熱、咳嗽および喘鳴が出現したため、かかりつけ医を受診しβ2刺激薬の吸入と経口副腎皮質ステロイドが処方された。昨夜から解熱したが呼吸困難のため夜間眠れなくなり、再度かかりつけ医を受診したところ喘鳴と鎖骨上窩の皮膚の握雪感とを認めたため紹介された。来院時、会話ができない状態であった。