81歳の男性。呼吸困難のため救急車で搬入された。自宅近くの診療所でCOPDと診断され、気管支拡張薬による治療を受けていた。本日午前2時頃から呼吸困難が出現し、鼻カニューラで0.5L/分の酸素を投与されながら午前8時に救急搬送された。
28 歳の男性。発熱と咳嗽を主訴に来院した。3 日前から咳嗽があり、2 日前から 39 ℃の悪寒戦慄を伴う発熱が出現し、改善しないため受診した。既往歴に特記すべきことはない。喫煙歴はない。周りで同様の症状の人はいない。
70歳の女性。発熱、咳嗽、喀痰および呼吸困難を主訴に来院した。現病歴:3日前から咳嗽と喀痰とを自覚していた。その後、徐々に呼吸困難を感じるようになり、昨晩から発熱も認めたため、家族の運転する車で受診した。既往歴:32歳時に虫垂炎。気管支喘息のため、5年前から時々吸入薬を使用している。
90歳の女性。発熱を主訴に来院した。6年前に脳出血を発症し日常生活動作(ADL)が低下したため、現在は介護老人保健施設に入所している。3日前から 38 ℃台の発熱があり、胸部エックス線写真で肺炎と診断された。この患者の喀痰から検出される可能性が最も高い菌はどれか。
68歳の男性。発熱、咳嗽および膿性痰を主訴に来院した。5日前から発熱、3日前から咳嗽および膿性痰が出現したため受診した。意識は清明。体温 39.2 ℃。脈拍 124/分、整。血圧 88/60 mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 93 %(room air)。両側の胸部に coarse crackles を聴取する。