60歳の女性。殿部の疼痛を主訴に来院した。疼痛のために座ることも困難であるという。殿部には熱感があり、圧痛を認める。殿部の写真を示す。治療として最も適切なのはどれか。
23歳の初妊婦。発熱を主訴に来院した。現在、妊娠15週。3日前から下腹部の違和感と排尿時痛とを認め、昨日から38.4℃の発熱が出現した。既往歴に特記すべきことはない。
38歳の男性。発熱と陰囊痛とを主訴に来院した。5日前から39℃台の発熱、悪寒、頭痛および耳前部の痛みを自覚していた。2日前から発熱と痛みは軽快していた。本日朝から左陰囊の腫大と疼痛、下腹部痛および悪心を自覚している。2週間前に6歳の息子が流行性耳下腺炎と診断されていた。流行性耳下腺炎のワクチン接種歴はない。その他の既往歴に特記すべきことはない。
39歳の男性。性交中に鈍い音と同時に陰茎に激痛があり、痛みが持続するため受傷2時間後に来院した。圧痛は中等度であり、陰茎の腫脹が目立ち、陰茎全体と亀頭の一部が暗赤色を呈している。陰茎の写真を示す。この病態と関連するのはどれか。
64歳の男性。陰嚢の腫脹、発赤および疼痛を主訴に来院した。5日前から陰嚢の腫脹と発赤を自覚していたが、2日前から範囲が急速に拡がり疼痛が強くなったため受診した。糖尿病のため内服治療中である。
20歳の女性。外陰部の強い疼痛を主訴に来院した。最終月経は20日前から5日間。月経周期は28日型、整。7日前に初めて性交渉を経験した。2日前から38.1℃の発熱があり、外陰部の疼痛が出現した。本日は疼痛がさらに増強し、排尿も困難となったため来院した。排尿時に外陰部の疼痛が強くなるため、水分を摂取していないという。
37 歳の男性。陰茎の疼痛と排膿とを主訴に来院した。1か月前から陰茎先端部に疼痛と硬結とを自覚していた。徐々に疼痛は増強しており、2、3日前からは発赤を伴うようになっている。今朝、下着に膿が付着し悪臭も伴うようになったため受診した。喫煙は 20 本/日を 10 年間。飲酒は機会飲酒。独身。不特定多数の相手と性交渉があった。
23歳の女性。排尿時痛と下腹部痛とを主訴に来院した。性交の3日後から排尿時痛を感じるようになった。性交の4日後に黄色帯下と下腹部痛が出現したため受診した。
67歳の男性。陰茎の腫瘤を主訴に来院した。1年前から陰茎の腫瘤を自覚し、9か月前から右鼠径の腫脹があり、その後疼痛も出てきた。下着に膿が付着し悪臭も伴うようになったため受診した。既往歴に特記すべきことはない。独身。喫煙は 10本/日を40年間。飲酒は機会飲酒。
17歳の女子。排便時の肛門部痛と出血とを主訴に来院した。中学生の頃から便秘がちであり、日頃から硬便であった。今朝3日ぶりの排便時に肛門部に強い疼痛を自覚し、排便後肛門を拭いた紙に鮮血が付着した。
20 歳の男性。左陰囊の腫瘤を主訴に来院した。1年前から陰囊上部の腫瘤に気付いていた。夕方になると時々左陰囊に鈍痛を自覚することがあった。立位での左陰囊上部の写真を別に示す。破線で囲まれた部位に腫瘤を触知する。腫瘤は柔らかく、仰臥位で縮小し立位で腹圧を加えると腫大する。臥位での破線部の安静時超音波像と腹圧時カラードプラ超音波像とを別に示す。この患者に生じる可能性が高いのはどれか。
14歳の男子。陰囊の疼痛を主訴に来院した。午前0時に右陰囊の疼痛が出現した。陰囊の疼痛は増悪し、悪心と嘔吐がみられるようになったため、午前5時に受診した。体温 37.1 ℃。脈拍 92/分、整。血圧 120/58 mmHg。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。右陰囊が発赤、腫脹し、触知すると激痛を訴える。
20 歳の男性。左陰囊の腫瘤を主訴に来院した。1 年前から陰囊上部の腫瘤に気付いていた。夕方になると時々左陰囊に鈍痛を自覚することがあった。立位での左陰囊上部の写真を別に示す。破線で囲まれた部位に腫瘤を触知する。腫瘤は柔らかく、仰臥位で縮小し立位で腹圧を加えると腫大する。
79歳の男性。右鼠径部から陰嚢にかけての膨隆を主訴に来院した。2年前から右鼠径部の膨隆を自覚していた。昨夜から還納できなくなり今朝から疼痛を伴うため受診した。意識は清明。身長165cm、体重50kg。体温35.9℃。脈拍64/分、整。血圧140/66mmHg。呼吸数16/分。腹部は平坦、軟で、右鼠径部から陰嚢にかけて膨隆を認める。皮膚表面に変化を認めない。徒手的還納はできなかった。
69歳の男性。発熱と下腹部の緊満感とを主訴に来院した。以前から排尿困難を自覚していた。数日前から頻尿と排尿時痛が出現し、今朝から38℃台の発熱と全身倦怠感および下腹部の緊満感を自覚したため受診した。
70 歳の女性。発熱および左殿部痛のため救急車で搬入された。現病歴 : 1か月前から左殿部に圧痛を伴う発赤が出現した。また、しばしば腟から排膿することがあった。10 日前から発熱が出現し、以後は食事摂取量が少なかったという。左殿部の痛みにより歩行も困難になったため救急車を要請した。
30 歳の男性。排尿時痛と尿道からの膿性分泌物を主訴に来院した。 5 日前に性交渉を持ち、その後痛みが生じるようになったという。