Aちゃん(11 歳、女児)。眼瞼浮腫がみられたため、眼科を受診し治療を受けたが改善しなかった。その後、Aちゃんと母親が下腿の浮腫に気付き眼科の医師に相談したところ、特発性ネフローゼ症候群を疑われたため、小児科のある病院を紹介され受診した。


看護師が収集すべきAちゃんの情報で優先度が高いのはどれか。

1. 食欲

2. 家族歴

3. 手術歴

4. 海外渡航歴

5. 初経の発来の有無

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Aちゃんは排尿回数が減少し、全身に浮腫が認められた。血圧は 110/68 mmHg であった。尿検査を行い、尿蛋白4+であった。血液検査は、アルブミン 1.3 g/dL、総コレステロール 350 mg/dL、クレアチニン 0.4 mg/dL、Na 130 mEq/L、 K 4.5 mEq/L であった。特発性ネフローゼ症候群と診断され入院した。

Aちゃんが摂取を制限する必要があるのはどれか。

1. ナトリウム

2. カリウム

3. 蛋白質

4. 水分

5. リン

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Aちゃんは、ステロイド治療の開始後 10 日で尿蛋白が陰性となり、浮腫等の症状が改善した。入院後週、ステロイド薬の副作用(有害事象)として、満月様顔貌 が出現している。他に明らかな副作用(有害事象)は出現していない。ステロイド薬 の内服を続けながら退院することになった。

Aちゃんの退院後の生活について指導する内容で適切なのはどれか。

1. 日光を避ける。

2. 体重の測定は毎日行う。

3. 1か月は学校を欠席する。

4. 入浴ではなくシャワー浴とする。

5. 満月様顔貌が気になる場合もステロイド薬の内服を続ける。

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