Aちゃん(2歳、女児)は、重症の新生児仮死で出生した。誤嚥性肺炎で入退院を繰り返しているため、今回の入院で経鼻経管栄養法を導入し、退院後は週1回の訪問看護を利用することになった。現在は四肢と体幹の著しい運動障害があり、姿勢保持が困難で、移動および移乗は全介助である。声かけに笑顔はみられるが、指示に応じることはできない。


訪問看護師が行う母親への経管栄養法の指導で適切なのはどれか。

1. 注入する前に排便させる。

2. 注入中は側臥位を保つようにする。

3. カテーテルは毎日場所を変えて固定する。

4. 家族と同じ食事を流動食にして注入する。

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訪問看護師は、Aちゃんの誤嚥性肺炎を予防するケアの方法を母親に指導することにした。

母親が行うAちゃんへのケアとして適切なのはどれか。

1. 腹式呼吸を促す。

2. 咳嗽の訓練を行う。

3. 胸郭可動域の訓練を行う。

4. 含嗽液を用いてうがいをさせる。

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母親は「Aは来年の4月には小学校に入学する年齢だけど、入学に向けてどうすればよいのか分からない」と訪問看護師に相談した。

訪問看護師が行う援助として適切なのはどれか。

1. 自宅に教員を派遣できる小学校に連絡する。

2. Aちゃんが入学できる特別支援学校を紹介する。

3. 父親に仕事を調整してAちゃんの送迎をするよう勧める。

4. 教育委員会に小学校入学に関する相談をするよう勧める。

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