A さん(82 歳、男性)。長男夫婦との3人暮らし。4年前に認知症と診断された。Barthel<バーセル>インデックスは 100 点、Mini Mental State Examination<MMSE>は 18 点。環境の変化で落ち着きがなくなることがある。日頃は温泉旅行やカラオケを楽しんでいる。右外果にできた創傷から右下腿の腫脹と疼痛が出現したため病院を受診したところ、蜂窩織炎と診断されて入院した。入院翌日、右下腿の腫脹と疼痛は続いている。担当看護師は、認知症の行動・心理症状<BPSD>を最小限にするための看護を計画することとした。

担当看護師が計画する A さんへの看護で適切でないのはどれか。

1. 右下腿を足浴する。

2. 右下腿を挙上する。

3. 温泉旅行の話をする。

4. Aさんが好きな歌を歌う機会をつくる。

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