A ちゃん(生後 10 か月)は、それまで機嫌よく過ごしていたが、夕方から突然不機嫌になり、15〜20 分ごとに激しく泣いては、泣き止むことを繰り返した。A ちゃんは夕食の離乳食を食べず哺乳もしなかったが、嘔吐したため 21 時に保護者と救急病院を受診した。担当医師は保護者に、腸重積症が疑われるためグリセリン浣腸を行って便性を確認する、と説明した。体温は 37.1 ℃であった。

浣腸後に想定される反応便はどれか。

1. 兎糞便

2. タール便

3. 灰白色便

4. 米のとぎ汁様便

5. イチゴゼリー様便

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A ちゃんへの腹部超音波検査の結果、腸重積症の診断が確定し、静脈内注射による鎮静下で高圧浣腸が行われることになった。

看護師が一連の処置の準備をするにあたり、最も重要な物品はどれか。

1. 潤滑ゼリー

2. 替えのおむつ

3. ガーグルベースン

4. 経皮的動脈血酸素飽和度<SpO2>モニター

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A ちゃんは、高圧浣腸により重積が整復され、経過観察のため入院した。翌朝、経口摂取が可能となり、状態も落ちついているため退院が決定した。保護者から「退院後に何か注意することはありますか」と看護師に質問があった。

保護者への説明で適切なのはどれか。

1. 「月1回の受診をしてください」

2. 「3日間は入浴を控えてください」

3. 「1週間は離乳食を1日1回にしてください」

4. 「同じような症状が出たら受診してください」

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