63歳の男性。前胸部痛を主訴に来院した。1か月前から、1週間に1回程度の頻度で200m程度の歩行時に前胸部痛が出現するようになった。今朝から、軽労作で2分程度の発作を繰り返すようになったため心配になって受診した。高血圧症と糖尿病の既往があり治療中であった。
48 歳の女性。食欲低下と倦怠感を主訴に来院した。5日前から感冒様症状と食欲低下があり、市販薬を内服して寝込んでいた。昨日から倦怠感が強くなり、さらに今朝になって呼吸困難やふらつきも生じたため受診した。
66歳の女性。労作時の前胸部不快感を主訴に来院した。10年前から高血圧症、糖尿病で定期的に通院加療を受けている。2か月前から、朝6時ごろのゴミ出しの時に胸部不快感を自覚することが数回あったため来院した。
52歳の男性。歩行時の胸痛を主訴に来院した。現病歴:1週間前から階段を昇ったときに前胸部痛を感じていた。前胸部痛は下顎にも放散し、安静にすると1分程度で消失していた。4日前から平地歩行でも胸痛が出現。今朝からは安静時にも 2〜3 分続く症状が出現するようになったため、家族に付き添われて来院した。
58 歳の男性。早朝に出現する胸痛の精査のため入院となった。約 6 か月前から労作とは関連なく、早朝に出現することが多い前胸部痛を自覚するようになった。胸痛発作時に、自宅近くの診療所で処方されたニトログリセリンの使用で症状が軽快した。喫煙は 20 本/日を 38 年間。飲酒はビール 500 mL/日。
59歳の男性。激しい前胸部痛と息苦しさのために救急車で搬入された。現病歴:3日前から5分程度のジョギングで前胸部の絞扼感と息苦しさとを自覚していたが、10分程度の休息で症状は消失していた。本日午前6時30分に胸痛と息苦しさが出現し、1時間以上持続するため救急車を要請した。