68歳の男性。嗄声を主訴に来院した。右声帯固定を伴う喉頭腫瘍が存在し、右頸部にリンパ節転移が認められた。生検の結果、扁平上皮癌と診断され、放射線治療、喉頭全摘術および右頸部郭清術を施行した。術後の頸部の写真を別に示す。正しいのはどれか。
45歳の男性。嗄声を主訴に来院した。2年前から誘因なく嗄声が出現し、咽喉異物感と慢性的な咳が続いている。喫煙歴と飲酒歴はない。喉頭内視鏡写真を別に示す。最も考えられるのはどれか。
72歳の女性。嗄声を主訴に来院した。20年前から声がかれて歌を歌えず、高い声を出せなかった。声質は悪化していないが、2か月前から階段を上る時に息苦しくなることが数回あったため受診した。既往歴に特記すべきことはない。喫煙は40歳から10本/日。飲酒は同時期から週1~2回、缶ビール(350mL)1本。
53 歳の女性。2日前に発症した嗄声を主訴に来院した。喫煙歴はなく、飲酒は機会飲酒。50 歳ごろから高血圧症で内服治療中。身長 156 cm、体重 57 kg。体温36.4 ℃。脈拍 84/分、整。血圧 148/86 mmHg。
45 歳の男性。嗄声を主訴に来院した。2年前から誘因なく嗄声が出現し、咽喉異物感と慢性的な咳が続いているという。喫煙歴と飲酒歴はない。白色光による喉頭内視鏡像及び狭帯域光による喉頭内視鏡像を別に示す。最も考えられるのはどれか。
76 歳の女性。嗄声を主訴に来院した。3 か月前から声がかすれることに気付いた。様子をみていたが症状が改善しないため受診した。高血圧症、脂質異常症で自宅近くの診療所に通院中である。喫煙は 10 本/日を 40 年間。2 年前から禁煙している。
67歳の男性。血痰を主訴に来院した。2か月前から血痰、1か月前から嗄声を自覚するようになった。喫煙歴は20本/日を45年間で、2年前から禁煙している。身長 164cm、体重 52kg。血圧 112/84mmHg。呼吸数 20/分。