S状結腸切除後の腹腔内ドレナージを目的としたドレーン先端の留置部位として適切なのはどれか。
胃全摘術後にみられる可能性があるのはどれか。3 つ選べ。
食道亜全摘術後の再建臓器として最も使用されるのはどれか。
68 歳の女性が S 状結腸切除術を受けた。合併症として膿瘍形成が最も起こりやすいのはどれか。
成人肝移植の適応でないのはどれか。
腹壁の模式図を別に示す。腹会陰式直腸切断術を行う際に人工肛門を造設する部位はどれか。
胆囊結石に対する腹腔鏡下胆囊摘出術の適応禁忌となる併存疾患はどれか。
腹腔鏡手術の適応となるのはどれか。
急性腹症における開腹所見を別に示す。最も考えられるのはどれか。
緊急開腹手術を必要とする疾患はどれか。2つ選べ。
63歳の男性。腹痛、腹部膨隆を主訴に来院した。2年前から臍部の膨隆がみられていたが、これまで臥位で自然消失していた。3時間前から臍部は膨隆したままであり、腹痛が増悪するため受診した。4年前からアルコール性肝硬変で入退院を繰り返している。腹部手術の既往はない。
56歳の男性。小腸切除術後のため入院中である。4日前に突然、腹部全体の疝痛が出現したため救急車で搬入された。上腸間膜動脈閉塞症と診断し緊急で小腸切除術を施行し、残存小腸は 40 cm であった。術後 48 時間までは循環動態の安定を目的に乳酸リンゲル液の輸液と昇圧薬の投与とを行った。
McBurney交叉切開で虫垂切除術を行う際に切開する筋はどれか。3つ選べ。
消化管穿孔による汎発性腹膜炎手術の終了後、手術室を退室する前に腹部エックス線撮影を行った。確認すべきなのはどれか。3つ選べ。
59 歳の女性。健康診断で便潜血反応陽性を指摘され来院した。下部消化管内視鏡検査が施行され、上行結腸癌と診断された。CT 等の画像検査で明らかな転移はなく、右半結腸切除を行うこととなった。
65歳の男性。大腸癌の手術後で入院中である。週間前に右腹部の腫瘤と疼痛とを自覚して受診した。来院時、身長165cm、体重64kg。脈拍64/分、整。血圧140/88mmHg。右側腹部に可動性のある径5cm の腫瘤を触知した。腹部CTで上行結腸の不整な壁肥厚と上腸間膜静脈周囲のリンパ節腫大を認め、大腸内視鏡検査と生検で上行結腸癌と診断された。入院後、リンパ節郭清を伴う右半結腸切除術が行われた。
63歳の女性。結腸癌のため開腹手術が予定されている。現病歴:2か月前に受けた健診で貧血と便潜血反応陽性とを指摘された。2週間前の下部消化管内視鏡検査で上行結腸に腫瘤を認め、生検で大腸癌と診断された。胸腹部 CT で転移を認めなかった。上行結腸切除術が予定されている。労作時の息切れや胸部圧迫感、動悸、腹痛、便秘、下痢および体重減少を認めない。
72歳の男性。右肺腺癌に対して右下葉切除術および縦隔リンパ節郭清術を行った。手術時間2時間40分。出血量 80 mL。手術中のバイタルサインに異常を認めなかった。術前の全身状態は良好で、心機能に異常を認めなかった。入院前は 20本/日を 50 年間喫煙していた。呼吸機能検査は VC 3.51 L、%VC 102 %、FEV1 2.20 L、FEV1% 65 % であった。