38歳の男性。発熱と陰囊痛とを主訴に来院した。5日前から39℃台の発熱、悪寒、頭痛および耳前部の痛みを自覚していた。2日前から発熱と痛みは軽快していた。本日朝から左陰囊の腫大と疼痛、下腹部痛および悪心を自覚している。2週間前に6歳の息子が流行性耳下腺炎と診断されていた。流行性耳下腺炎のワクチン接種歴はない。その他の既往歴に特記すべきことはない。
6歳の男児。就学前の健康診断で一側の高度感音難聴があると指摘され、母親に連れられて来院した。新生児仮死の既往はなく、発達の異常を指摘されたこともない。新生児期の聴覚スクリーニング検査では両側とも異常はないといわれた。2歳時に耳下腺炎の既往がある。難聴の原因として最も考えられるのはどれか。