溶連菌感染症との鑑別で伝染性単核球症を最も強く示唆するのはどれか。
62歳の男性。顔面の発赤を主訴に来院した。3日前に顔面の発赤が出現した。37.2℃の発熱と顔面の熱感があり、押さえると痛みを感じた。症状が改善しないため受診した。顔面の痒み、日光過敏、関節痛および筋肉痛は自覚していない。化粧品や外用薬は使用していない。糖尿病で治療中である。喫煙歴はなく、飲酒は機会飲酒。兄が関節リウマチ。
65 歳の女性。発熱を主訴に来院した。 2 日前から悪寒を伴う 39 ℃台の発熱と右顔面の痛みが出現したため受診した。鼻閉や鼻汁はない。
救急外来で小児を診察した研修医から指導医への報告を次に示す。研修医 「2歳の女の子です。5日前から 39 ℃の発熱が持続するため来院しました。2日前に自宅近くの診療所を受診し解熱薬を処方されています。呼吸数 30/分、脈拍 144/分で、診察所見としては咽頭発赤とイチゴ舌があり、体幹に発疹を認めることから溶連菌感染症を疑います」
3歳の男児。発疹と咽頭痛を主訴に母親に連れられて来院した。今朝から四肢に発疹があり、午後から発熱が出現し咳が痛いと訴えている。体温37.6℃。全身状態は良好である。咽頭と扁桃に発赤を認め、扁桃は腫脹している。眼球結膜に充血を認めない。頚部リンパ節の腫脹はなく、心音と呼吸音とに異常を認めない。発疹を別に示す。母親への説明として適切でないものはどれか。