78歳の男性。2日後の胃癌の手術のため入院中である。主治医が両手の皮疹に気付いた。本人に聞くと、1か月前から痒みが強く、市販の止痒薬を外用していたが軽快しなかったという。他の部位に皮疹はない。
46歳の男性。全身の痒みを伴う皮疹を主訴に来院した。3か月前から大腿、陰部および手に痒みを伴う皮疹が出現した。自宅近くの診療所で抗ヒスタミン薬と副腎皮質ステロイド外用薬とを処方されたが効果はなく、皮疹が徐々に拡大してきたため受診した。高齢者施設の介護職員。受診時、陰部を含む全身に鱗屑を伴う丘疹が多発していた。陰部と手背の写真及び手掌のダーモスコピー像を示す。対応として適切なのはどれか。
76 歳の男性。全身の強い瘙痒を主訴に来院した。介護老人保健施設に入所中である。2 か月前から全身に瘙痒があり、瘙痒のために夜も眠れないことがある。腋窩、体幹、四肢、手掌および陰部に紅色の丘疹や搔破痕がみられる。手掌の丘疹部から採取した検体の顕微鏡写真を別に示す。正しいのはどれか。