末梢静脈路から1Lの維持輸液製剤(電解質組成:Na+ 35 mEq/L、K+ 20 mEq/L、Cl- 35 mEq/L)を投与する際、この製剤に追加できるカリウムの最大量(mEq)はどれか。
輸液製剤で維持液に分類されるのはどれか。
大量吐血患者が救急車で搬入された。意識レベルは JCSⅠ-1。体温 36.5 ℃。心拍数 120/分、整。血圧 80/50 mmHg。呼吸数 22/分。SpO2 100 %(リザーバー付マスク6L/分 酸素投与下)。初期対応で投与すべき輸液はどれか。
2,000mLの維持輸液(電解質組成:Na+ 35mEq/L、K+ 20mEq/L、Cl- 35mEq/L)に相当する食塩<NaCl>の量に最も近いのはどれか。
等張液でないのはどれか。
末梢静脈路ではなく末梢挿入中心静脈カテーテル 〈PICC〉を選択すべき輸液製剤の組成はどれか。
維持輸液製剤(組成:Na⁺ 35 mEq/L、K⁺ 20 mEq/L、Cl⁻ 35 mEq/L、グルコース 5.0 % 500 mL 中に含まれるエネルギー量(kcal)に最も近いのはどれか。
80歳の女性。頭痛、吐き気および下肢のけいれんを主訴に来院した。日中は自宅に一人でおり、夕方帰宅した家族に連れられて受診した。同日の最高気温は 39 ℃で、冷房は使用していなかったという。60 歳から高血圧症のため、降圧薬を内服している。75 歳時に急性心筋梗塞のため冠動脈ステントを留置されている。意識は清明。身長 154 cm、体重 48 kg。体温 37.0 ℃。脈拍 92/分、整。血圧…
44歳の男性。消化管検査のため1日絶食が必要になり、末梢静脈から 1,500 mL/日の輸液を行うことになった。耐糖能異常と電解質異常はない。身長 167 cm、 体重 61 kg。Na+は成人推奨量を、K+は平均的な経口摂取量の半分程度を入れたい。アミノ酸や脂肪乳剤の投与は行わない。輸液の既製市販品の組成を示す。1日分の輸液として適切なのはどれか。
47歳の女性。腹部膨満を主訴に来院した。20 歳台からアルコールの多飲歴があ り、1週間前までワイン1本/日を飲んでいた。3日前から腹部膨満が出現し食事が摂れなくなったため受診した。意識は清明。身長 156 cm、体重 49 kg。体温 36.3 ℃。脈拍 72/分、整。血圧 106/60…
生後3週の新生児。吐乳を主訴に母親に連れられて来院した。在胎39週、2,860gで出生した。5日前から嘔吐がみられ、次第に哺乳の度に嘔吐がみられるようになったため受診した。今朝からまだ排尿がない。現在の体重は2,920 g。体温36.6℃。脈拍120/分、整。血圧90/62mmHg。皮膚のツルゴールは著明に低下しており、上腹部は軽度膨満している。
6か月の乳児。嘔吐と下痢とを主訴に母親に連れられて来院した。昨日の昼から頻回の嘔吐があり、本日の昼に水様下痢も出現したため受診した。母乳はほとんど飲まず、わずかに飲んでも嘔吐してしまう。患児はぐったりしており、目は落ちくぼんでいる。昨日の夕方から排尿を認めない。1週前に乳児健康診査で測定した体重は7.7kgであったが、本日は7.0kgであった。 この児に適した初期輸液の組成はどれか。2つ選べ。
28歳の初妊婦。妊娠 10 週で悪心と嘔吐とを主訴に来院した。妊娠 7 週ごろから悪心と嘔吐とが出現し次第に悪化してきた。1 週間前からは経口摂取が困難になり、2 日前から自力歩行が困難となったため夫に支えられて来院した。既往歴に特記すべきことはない。意識は清明。身長 161 cm、妊娠前体重 55 kg で現在は 48 kg。体温 36.9 ℃。脈拍 92/分、整。血圧 92/56…
23 歳の男性。自宅で倒れているのを発見され救急車で搬入された。現病歴 : 徹夜でゲームをしており、昨夜から母親の制止を聞かずに市販のカフェイン含有飲料を多量に飲用していた。摂取カフェイン総量は 2,500 mg 以上と推定された。今朝、自宅で倒れているのを母親が発見し救急車を要請した。既往歴 : 特記すべきことはない。生活歴 :…
83歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。夏の日中に長時間の草刈り作業中、ふらつきを訴えていた。その後、意識がもうろうとなっているところを周囲の作業者が気付き、救急車を要請した。2型糖尿病と高血圧症で内服治療中である。意識レベル JCS Ⅲ -100。体温 38.3 ℃。心拍数 120/分、整。血圧 92/50 mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 98 % (マスク…