62 歳の男性。右下肢の痛みを主訴に来院した。現病歴:半年前から散歩の際に右下肢の疲れやすさを自覚していた。か月前から 15 分程度の平地歩行で右下肢の痛みが出現するようになった。しばらく立ち止まっていると痛みが軽快して再び歩くことができた。様子をみていたが同様の症状が続くため受診した。
73歳の男性。歩行時の左下肢痛を主訴に来院した。2か月前から400m程度の歩行で左ふくらはぎに痛みが出現し、立ち止まって休憩すると消失していた。最近200m程度で症状を認めるため来院した。43歳から糖尿病に対して定期的な投薬治療が行われている。7年前に狭心症に対して冠動脈内ステント留置術が行われており、5年前から透析治療を受けている。喫煙は20歳から現在まで20本/日、飲酒は機会飲酒。
64 歳の男性。左足底の潰瘍と安静時疼痛を主訴に来院した。2 か月前から左下腿の安静時疼痛が出現し、足底の傷の治りも悪くなったため受診した。20 年前から高血圧症と糖尿病で投薬治療を受けている。喫煙は 20 歳から 40 本/日。
67 歳の男性。歩行時の両下肢痛を主訴に来院した。15 年前から高血圧症と脂質異常症とで内服治療中である。最近、10 分程度の歩行で両下肢痛が出現するようになった。安静にしていると軽快するという。
72歳の男性。左下肢痛を主訴に来院した。現病歴:2年前から 500 m 程度歩行すると両側下腿に疼痛が出現し、1か月前からは 100 m 程度の歩行で両側下腿の疼痛を自覚するようになった。しばらく立ち止まってじっとしていると疼痛は軽快するが、足先に冷感としびれが残っていた。昨日、急に左足趾尖の安静時疼痛が出現し、我慢できなくなったため受診した。