右側頭骨CTを別に示す。部位と機能の組合せで正しいのはどれか。
6か月の男児。嘔吐を主訴に母親に連れられて来院した。寝返りをした際に約50cmの高さのベッドからフローリングの床に転落し、その後嘔吐と活気不良を認めた。新生児期に血友病Aと診断されている。同疾患の家族歴がある。身長70cm、体重9kg。体温36.8℃。心拍数120/分、整。血圧86/56mmHg。呼吸数32/分。SpO2 98%(room…
50歳の女性。頭痛を主訴に来院した。2日前の夕食中に突然の頭痛を自覚した。翌日も頭痛は続き、37.8℃の発熱もあったため、自宅近くの診療所を受診した。鎮痛薬を処方され内服したが、頭痛が改善しないため救急外来を受診した。意識は清明。身長156cm、体重57kg。体温36.8℃。脈拍84/分、整。血圧126/70mmHg。神経学的診察で脳神経に異常を認めない。項部硬直とKernig徴候とを認めない。四…
83歳の男性。 3か月前からの左顔面痛を主訴に来院した。痛みが強い時には夜も眠れないという。顔面の発赤、腫脹はない。他の神経症状を認めない。鼻腔と咽頭の内視鏡像及び副鼻腔 CTを別に示す。まず行う対応として適切なのはどれか。
11歳の男児。転倒して頭部を受傷したために母親に連れられて来院した。30分前にプールサイドで転倒し右の側頭部から頭頂部を段差の角に打ち付けたとのことである。来院時、意識は清明。体温36.2℃。脈拍92/分、整。血圧118/80mmHg。呼吸数20/分。右の側頭部の頭皮に出血を伴う挫傷がある。神経学的所見に異常を認めない。来院時の頭部エックス線写真と頭部単純CTとを別に示す。その後、外来で頭皮挫傷の…
頭部の三次元CT血管撮影像を別に示す。血流障害が生じると右下肢に限局する運動麻痺が生じる可能性が最も高いのはどれか。
頸部造影CTを別に示す。このスライスレベルで確認できないのはどれか。
64歳の女性。右眼の充血と複視とを主訴に来院した。2週間前から症状を自覚 していた。意識は清明。体温 36.4 ℃。脈拍 76/分、整。血圧 124/82 mmHg。呼吸数 16/分。右外転神経麻痺を認める。右眼窩外側縁で血管性雑音を聴取する。両眼部の写真、頭部 MRI の T1 強調像及び右内頸動脈造影側面像を示す。適切な治療はどれか。
25歳の女性。意識障害のため救急車で搬入された。本日朝、自宅で突然の頭痛を訴えた直後に呼びかけても反応がなくなったため、家族が救急車を要請した。意識レベルは JCSⅢ-100。体温 36.8 ℃。心拍数 92/分、整。血圧 160/92 mmHg。呼吸数 16/分。舌根沈下のため気管挿管を行った。SpO2 98 % (リザーバー付マスク10 L/分酸素投与下) 。瞳孔径は右 3mm、左…
62歳の女性。頭痛を主訴に来院した。4日前の起床時に突然の頭痛が生じた。 臥床して様子をみていたが頭痛が持続したため、3日前に自宅近くの診療所を受診し、鎮痛薬を処方された。しかし、その後も頭痛が改善しないため受診した。意識は清明。身長 157 cm、体重 54 kg。体温 36.6 ℃。脈拍 88/分、整。血圧 118/82 mmHg。呼吸数 16/分。項部硬直を認める。血液所見:赤血球 362…
27歳の女性。発熱と顔面の紅斑との精密検査のため4日前から入院中である。3か月前から手指の関節痛を自覚していた。1か月前から顔面の紅斑と 37 ℃台の発熱も出現したため受診した。来院時、意識は清明。体温37.5 ℃。脈拍 84/分、整。血圧106/72…
48歳の女性。難聴と耳鳴りとを主訴に来院した。3年前から徐々に増悪する両側の難聴と耳鳴りとを自覚していた。1か月前から会話が困難となり受診した。めまいの自覚はない。身長158cm、体重62kg。両側鼓膜に異常を認めない。尿検査と血液検査とに異常を認めない。オージオグラムと右側頭骨CTの水平断像とを別に示す。 この患者に対する治療として適切なのはどれか。
56歳の女性。右耳の聴力低下と歩行障害とを主訴に来院した。4年前から右の聴力低下を自覚し、次第に増悪していた。半年前からは歩行障害を自覚し次第に増悪してきたため受診した。意識は清明。体温36.2℃、脈拍72/分、整。血圧132/78mmHg。呼吸数18/分。右耳の聴力低下を認め、Weber試験では左に偏位し、Rinne試験は左右ともに陽性である。右小脳性運動失調を認め、腱反射は正常でBabinsk…
64 歳の男性。めまい、頭痛および嘔吐後の意識障害のため救急車で救命救急センターに搬入された。突然の回転性めまいと頭痛を訴えた後に嘔吐した。意識レベルは CSⅡ-30。心拍数 96/分、整。血圧 198/112 mmHg。呼吸数 18/分。SpO₂ 96%(マスク6L/分酸素投与下)。瞳孔径は両側4mm で対光反射は両側で遅延している。乳酸リンゲル液を輸液中である。頭部…
右側頭骨CTの水平断像を別に示す。 矢印で示した範囲の内部を走行する神経はどれか。3つ選べ。
36歳の男性。前頸部腫瘤を主訴に来院した。2か月前に初めて自覚したが、その後、腫瘤の大きさに変化はない。前頸部傍正中の舌骨付近に半球状、単発の25×25mmの柔らかい腫瘤を触れる。嚥下時にこの腫瘤は挙上する。頸部造影CTを別に示す。診断はどれか。
42歳の女性。左片麻痺と意識障害のため救急車で搬入された。本日、朝食を準備中に突然、意識を失い倒れたため夫が救急車を要請した。1年前に高血圧を指摘されたことがあるが特に治療は受けていなかった。意識レベルは JCSⅡ-10。体温 36.7 ℃。心拍数 84/分、整。血圧 150/88 mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 100 %(鼻カニューラ 2 L/分…
57歳の女性。半年前から続く左難聴と左耳閉感とを主訴に来院した。発症初期に38 ℃前後の発熱が続き3kgの体重減少があった。1か月前に自宅近くの診療所で抗菌薬投与と左鼓膜穿刺とを施行されるも症状は変わらなかった。拍動性の耳鳴はない。血液所見:赤血球410万、Hb 11.8g/dL、Ht…
42歳の女性。臭いがわかりにくいことを主訴に来院した。半年前から臭いがわかりにくくなり、また両側の鼻閉も出現してきたため受診した。左鼻腔内視鏡写真と副鼻腔CTとを別に示す。この患者で注意すべき合併症はどれか。
51歳の女性。1週間前からの右顎下部の腫脹を主訴に来院した。血液所見:赤血球 480 万、Hb 13.8 g/dL、Ht 42 %、白血球9,000、血小板 22 万。CRP 0.4 mg/dL。尿所見と他の血液生化学所見とに異常を認めない。頭頸部CTを示す。この疾患について正しいのはどれか。
69歳の男性。左鼻出血と複視を主訴に来院した。1か月前から左鼻出血を繰り返し、徐々に左鼻閉が悪化した。2日前から物が二重に見えることを自覚した。副鼻腔の造影CTと造影MRIとを別に示す。左鼻腔生検で扁平上皮癌を認めた。 この患者で認められるのはどれか。
53歳の女性。右側頭部痛とふらつきを主訴に来院した。3か月前に右側頭部痛が出現し、歩行時と体動時に体が揺れる感覚を自覚するようになった。1週間前から右耳にセミの鳴くような耳鳴りも出現した。自宅近くの診療所で投薬治療を受けたが改善しないため受診した。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。血液所見に異常を認めない。神経学的所見に異常を認めない。右鼓膜の写真と右側頭骨CTとを別に示す。今後、出現する可…
52歳の男性。眼瞼と頸部の腫脹を主訴に来院した。1年前から両側眼瞼の腫脹に気付いていた。半年前から両側の顎下部の腫脹も自覚していた。最近、眼瞼の腫脹が増大傾向であり、また鼻閉も伴ったため受診した。体温 36.5 ℃。脈拍 64/分、整。血圧 110/76…
8歳の男児。軽自動車にはねられ受傷し、ドクターヘリで搬入された。救急隊到着時には路上で泣いていたが、その後意識障害が急速に進行し、JCSⅢ-100 まで低下したためドクターヘリを要請した。搬入時、右片麻痺と左共同偏視とを認め、気管挿管して搬送した。来院時、意識レベルは GCS5 (E1V1M3)。体温 36.8 ℃。心拍数 90/分、整。血圧 134/86 mmHg。呼吸数 22/分。SpO2…
日齢3の男児。在胎 38 週日、2,648 g で分娩遷延のため吸引分娩で出生した。Apgar スコアは9点(1分)であった。出生直後に頭部の腫瘤を認めていた。活気不良と頭部の腫瘤増大、全身蒼白のため NICU に搬入された。意識は清明。身長48.5 cm、体重 2,648 g。体温 36.2 ℃。心拍数 148/分、整。血圧 48/20 mmHg。呼吸数 58/分。SpO₂ 96 %(room…
78歳の女性。右片麻痺と意識障害のため救急車で搬入された。昨晩はいつもどおりに就寝したが、本日の朝、意識がなくなっているのを夫が発見し、救急車を要請した。これまでに脂質異常症を指摘されたことがある。意識レベルはJCSⅢ-100。体温36.8℃。脈拍72/分、整。血圧156/92mmHg。呼吸数16/分。右片麻痺を認める。血液所見:赤血球410万、Hb 13.1g/dL、Ht…