初期臨床研修医に対し、緩和ケアチームのメンバーである薬剤師が、フェンタニル製剤の特徴について講義をしている。
フェンタニル及びフェンタニル製剤に関する説明として正しいのはどれか。2つ選べ。
1. フェンタニルは、腎機能が悪い患者には禁忌である。
2. フェンタニルは、がん性疼痛治療の他、全身麻酔にも用いられる。
3. フェンタニル貼付剤は、オピオイド導入に適する。
4. フェンタニル貼付剤をハサミ等で切って使用することは避ける。
フェンタニル貼付剤に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 貼付部位の温度が上昇するとフェンタニルの吸収量が増大することがある。
2. 吸収されたフェンタニルは、肝初回通過効果を受ける。
3. 副作用発現時には貼付剤をはがすことで投与を中断できる。
4. 急性の疼痛発作時にも有効である。
5. 鎮痛効果は貼付部位周辺に限定される。