58 歳男性。健康診断の結果が、体重72kg、血清クレアチニン値1.0 mg/dL、BUN 20 mg/dL、空腹時血糖値122 mg/dL、HbA1c(NGSP 値)6.5%、BMI 25.6…
ビタミンCの還元作用により、小腸からの吸収が促進されるミネラルはどれか。1つ選べ。
次のうち、食品に含まれる硝酸塩と第二級アミンから、消化の過程で胃内において生成する発がん物質はどれか。1つ選べ。
リノール酸において、変質の開始反応となる水素の引き抜きが最も起こりやすい部位はどこか。 1つ選べ。
フェニルケトン尿症患者が摂取しないように気をつける必要のある食品添加物はどれか。つ選べ。
15 歳女性。身長 150 cm、体重 29 kg。精神的ストレスから最近 6 ヶ月で10 kg の体重減少があり、月経もない。診察の結果、神経性無食欲症(拒食症)と診断された。特に最近 3 週間はほとんど食事を摂っておらず意識障害を生じたため、両親に伴われ来院し、緊急入院となった。入院後も食事に強い拒否を示したため、NST(栄養サポートチーム)の管理下で中心静脈栄養法を行うこととなった。
酸化防止剤に指定されている食品添加物はどれか。1つ選べ。
「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」において、生活習慣病の発症及び重症化を予防するために設定されている栄養素の指標はどれか。1つ選べ。
感染型食中毒の原因となる細菌はどれか。1つ選べ。
ブタのレバーを生で食べることにより感染するリスクが最も高いウイルスはどれか。1つ選べ。
28 歳女性。 8 月 10 日の夜間に下痢、発熱、腹痛を訴えて救急外来を受診した。医師が問診したところ、同日の昼間に料理教室で卵を用いた洋生菓子を作 り、それを食べたとのことであった。一緒に料理教室に行った友人 5 人も同じ物を食べ、同じ症状を訴えているという。問診の結果から、医師は細菌性食中毒を疑い 抗菌薬を投与することにした。
我が国で遺伝子組換え食品として販売・流通が認められていないのはどれか。1つ選べ。
食品中のトリプトファンから生じる腐敗臭の原因物質はどれか。1つ選べ。
原虫を病原体とする再興感染症はどれか。1つ選べ。
母子感染する病原体のうち、新生児の心臓奇形と難聴のリスクを高めるのはどれか。1つ選べ。
5 歳女児。保育園でシラミ症が集団発生し、母親と共に皮膚科を受診した。皮膚科医より第二類医薬品であるスミスリン®L シャンプー(注)で頭を洗うように指示を受け、薬局を訪れた。(注:スミスリン®L シャンプー:成分 フェノトリン( 4 mg/mL))
最近10年間(平成 17年以降)で、我が国において、発生患者数が最も多い食中毒の病因物質はどれか。1つ選べ。
冬季に患者発生数がピークになる食中毒の病因物質はどれか。1つ選べ。
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の主な要因となる疾患として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
ある地域の1年間の人口動態を調べる際、必要でないのはどれか。1つ選べ。
以下の疾患のうち生活習慣病に含まれないのはどれか。 1つ選べ。
60 歳男性。ジェノタイプ 2 型の C 型慢性肝炎と診断され、初回治療として DAAs(Direct acting antivirals)が投与されることになった。なお、この患者の腎機能は正常である。
食品衛生法に基づき、リンゴジュースについて基準値が定められているカビ毒はどれか。1つ選べ。
母子感染防止事業の徹底により母子感染は激減したが、小児における水平感染が問題となったため、予防接種法における定期接種の対象に新たに加えられたウイルスはどれか。1つ選べ。
次のうち、地球温暖化係数は最も小さいが、地球温暖化への寄与度が最も大きいのはどれか。1つ選べ。
特殊健康診断で、作業者の尿中から下図の構造の物質が検出された。作業者が曝露されたと考えられる物質はどれか。1つ選べ。
58 歳男性。CD20 陽性のびまん性大細胞型 B 細胞性リンパ腫と診断され、R-CHOP 療法による治療が行われることになった。
疾病の一次予防に該当するのはどれか。1つ選べ。
業務上疾病のうち、疾病者数が最も多いのはどれか。1つ選べ。
化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)で定める第一種特定化学物質はどれか。1つ選べ。
生体内で起こる次の代謝反応のうち、シトクロム P450の寄与が小さいのはどれか。1つ選べ。
小学生が大麻を吸引した事件が起きた。事件が発生した地域の学校薬剤師会の依頼により麻薬取締官が、学校薬剤師を集めて大麻の成分、作用や分析法について講義を行った。
ヒトにおける抱合反応に利用されないのはどれか。1つ選べ。
ほ乳動物の体内で、有機リン系農薬マラチオンを代謝して無毒化する酵素はどれか。1つ選べ。
湖沼の富栄養化の進行に伴い、アオコを形成する藍藻類が産生し、肝毒性を示す物質はどれか。1つ選べ。
赤外線の特徴や生体への影響に関する記述のうち、正しいのはどれか。 1つ選べ。
58 歳男性。地元のがんセンターに入院し、検査の結果、去勢抵抗性の前立腺がんと診断された。骨転移も認められている。主治医は、患者に対し、放射性医薬品による骨転移巣の治療を検討していることを説明した。
化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)において、蓄積性の判定に用いられる試験はどれか。1つ選べ。
慢性毒性として、成人では貧血、小児では中枢神経障害が問題となるのはどれか。1つ選べ。
体内組織の酸素欠乏を起こしやすく、建築物環境衛生管理基準が 10ppm 以下となっている室内汚染物質はどれか。1つ選べ。
アスマン通風乾湿計と乾カタ温度計のみを用いて測定できる室内空気環境の指標はどれか。1つ選べ。
73 歳女性。友人に勧められたミネラルウォーターで医薬品を服用して良いか、かかりつけ薬剤師に相談した。そこで薬剤師は女性のお薬手帳を確認した。現 在服用中の薬とミネラルウォーターの成分一覧は以下のとおりであった。 (処方薬 1 ) アレンドロン酸錠 35 mg (処方薬 2 ) ワルファリン K 錠 1 mg (処方薬 3 ) グリメピリド錠 1 mg (処方薬 4 ) アセトアミノフェン錠…
自然放射線被曝のもととなる放射性核種はどれか。1つ選べ。
微量元素セレンを含む生体防御因子はどれか。1つ選べ。
閉鎖性水域における富栄養化の制限因子はどれか。1つ選べ。
水道水の水質基準項目のうち、塩素消毒による副生成物でないのはどれか。1つ選べ。
水域における生活環境の保全に関する環境基準において、河川にのみ定められている項目はどれか。1つ選べ。
学校校舎の老朽化のために一部(図工準備室)の建替えが行われた。建替えた校舎を利用した生徒から、目、鼻、のどの刺激、めまいの訴えが続いた。養護教諭から学校薬剤師に相談があり、学校薬剤師はこの教室内の空気中の化学物質検査を行うことにした。
大気中に含まれる物質のうち、環境基本法により環境基準が設定されていないのはどれか。1つ選べ。
A~Eの構造をもつビタミンに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
食品添加物A~Eに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
自然毒による食中毒に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
マイコトキシンに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
少子・高齢化に関する我が国の人口指標の数値の大小関係について、正しいのはどれか。2つ選べ。
閉経後の健康な女性を無作為に 2 つの集団に分け、一方の集団にはエストロゲン・プロゲステロン併用療法を施し、もう一方の集団には偽薬を投与して長期にわ たる追跡調査を行った結果を図に示した。この療法による疾患の発症リスクに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
予防接種法に定める予防接種に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
母子感染とその予防に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
第Ⅱ相代謝反応を担う硫酸転移酵素が必要とする補酵素はどれか。1つ選べ。
シトクロム P450 による薬物代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
問題文
アルコールの中毒と代謝に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
電離放射線の被ばくに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
残留塩素による大腸菌の 99%不活性化に要する濃度と作用時間の関係を図に示した。水の塩素処理及び図に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
ウィンクラー法による水中の溶存酸素量(DO)の測定法の概略を以下にまとめた。
大気汚染物質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
室内環境衛生に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
マニフェスト制度に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
図 2 は、タンデムマス法により測定した新生児A~Eの血液試料中のアシルカルニチン分子種の定量結果である。それぞれの疾患の診断基準を以下に示す。 C8 、C16 及び C18 の数字は、アシルカルニチンに含まれる脂肪酸の炭素数を、C14:1 は、炭素数と二重結合が 1 つあることを表す。また C0 は、遊離カルニチンを表す。ここでは炭素数 12 以上を長鎖脂肪酸、炭素数 8 と 10…
栄養素の過不足による疾病に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
40歳女性。血圧が高めであるため、1日に摂取する食塩相当量を、食事摂取基準(2015年度版)の目標量(男性8.0g/日未満、女性7.0g/日未満)に抑えるように気をつけている。ある日、外出していたため朝食のおにぎりと昼食の弁当を購入した。成分表示を見ると、おにぎりには「食塩相当量1.4g」、弁当には「ナトリウム1,100mg」との記載があった。この日の夕食は食塩相当量として何g未満にする必要がある…
食品に由来する有害物質に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
食品の安全に関わる法制度に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
ウェルシュ菌及びウェルシュ菌による食中毒に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
合計特殊出生率及び下図に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
第二次世界大戦後、四日市地域ではコンビナート(火力発電、石油精製、石油化学の工場群)が次々に操業を開始した。その後、市への悪臭の苦情及び汚染地域でのぜん息患者が増加したが、これらの現象はコンビナート操業前には認められなかった。そのため、1961年から5年間の国民健康保険のレセプト(診療報酬明細書)をもとに、汚染地区と汚染がみられなかった地区(対照地区)の住民約3万人について、二酸化硫黄による大気汚…
コーヒー摂取と発がんとの関係を調べるため、10,000人を対象として10年間のコホート研究を行った結果、コーヒー摂取(1日4杯以上)の有無によって肺がん発症率には差が見られないというデータが得られた(表1)。そこで、コーヒーを多飲する人には、喫煙者が多いのではないかと考え、さらに解析を行った(表2)。この解析に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
エボラ出血熱とMERS(中東呼吸器症候群)の両方にあてはまる記述はどれか。2つ選べ。
母子感染に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
体内からの化学物質の排泄に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
発がん物質A~Eの代謝と発がん作用に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
ある乱用薬物について、呈色反応に基づく簡易検査を行ったところ、以下の構造を有する化合物が生成し、アルカリ性条件下で赤色を呈した。この乱用薬物はどれか。1つ選べ。
「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)」に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
ハロアルカン類の化合物には、オゾン層破壊効果や温室効果を持つものがある。それらは、オゾン層破壊効果の強弱に基づき3つの群に分類される。下図は、冷媒として使用するハロアルカン類の国内出荷量を、地球温暖化係数を用いて二酸化炭素相当量に換算し、その経年変化を表したものである。②群に分類される化合物の構造式を2つ選べ。
環境中の水に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
水中の溶存酸素(DO)の測定法(ウインクラー法)に関する次の記述のa~ cに入るべき語句の正しい組合せはどれか。1つ選べ。 ウインクラー法では,アルカリ性条件下で硫酸マンガンから生じた水酸化マンガンと、試料中の DOが反応することにより、速やかに酸素が( a )され、亜マンガン酸の( b )沈殿を生じる。次に、硫酸を加えることで、DOと当量の ( c…
下の図は、ある晴れた風がない冬の日の早朝、ある町の風景を示したものである。この町は平野にあり、左側には工場がある。この工場の煙突からは煙が出ており、ある高さから右の方にのびていた。このときの気象条件に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
ある教室の室内環境について、以下の数値を得た。 アスマン通風乾湿計の乾球温度:21.0℃、アスマン通風乾湿計の湿球温度:15.0℃、黒球温度計の示度:22.5℃、湿度図表から求めた相当湿球温度:16.0℃、(黒球温度に対応する湿球温度)気動 1.0m/sec。…
65歳女性。食道がんを切除後、経口による栄養補給が不可能となったため、高カロリー輸液(Total Parenteral Nutrition)療法が適用となった。
56歳女性。パーキンソン病及び慢性胃炎で治療中のため、保険薬局に処方箋を持参した。処方1を継続服用していたが、振戦が改善されないため、本日より処方2が追加された。薬剤師は服薬指導の際に、患者にチーズを食べすぎないように指導した。
少年スポーツクラブの懇親会のバーベキューで、大人3名、子供 10名が鶏肉を焼いて食べた。その3日後に、この懇親会に参加した者のうち、子供4名が発熱及び下痢を伴う腹痛を発症した。患児の全員が近医を受診し、点滴静注などの治療を受けた。その後、この食中毒の原因はカンピロバクターと同定された。
特定健康診査を受けた本人に、実施機関から健診結果及びこれに応じた生活習慣の改善に関する情報が届いた。
34歳女性。検診で乳がんの疑いを指摘された。血縁者の多くが乳がんを発症していたため、乳がんの遺伝子検査及び組織診断を受けた。その結果、HER2陽性乳がんと診断された。骨転移があるため、ドセタキセル/カルボプラチン/トラスツズマブの併用療法のレジメンに従い、薬物治療が始まった。
77歳男性。3月中旬のある日、昼食の時間になり、家族が男性を探したところ、男性は農機具等が置いてある小屋でうずくまっていた。顔面は蒼白であり、声をかけてもうなずくだけで言葉が出なかった。また、足下に嘔吐物があった。支えても歩くことができなかったため、救急車で病院に搬送した。家族の話から、この男性は朝…
薬物乱用が社会的な問題となっているため、中学校より学校薬剤師に薬物乱用防止講座を実施してほしいとの要請があった。
36歳男性。CD20陽性の再発低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫のため、イットリウム(90Y)イブリツモマブ チウキセタン(遺伝子組換え)を投与することになり、注射液の調製が依頼された。
学校薬剤師が、小学校の屋外にあるプールの水質検査を、プールの対角線上の3点の水面下 20cmのA、B、Cで実施した。
58歳男性。糖尿病のため、食事療法及び運動療法に加え、経口糖尿病治療薬による治療を受けていた。効果不十分のため、ペン型インスリン製剤を用いることになった。