72歳の女性。家屋の火災によって熱傷を負い救急車で搬入された。呼吸困難を訴えたため、酸素投与下に搬送された。

意識は清明。体温 36.8 ℃。心拍数 120/分、整。血圧 150/84 mmHg。呼吸数 26/分。SpO2 96 %(マスク6L/分 酸素投与下) 。熱傷部位は顔面および両前腕に限られ、前頸部やその他の部位は受傷していない。顔の表面と口腔内には煤が付着しており、鼻毛は焦げている。発語はできるが、嗄声であり、呼吸困難を引き続き訴えている。

行うべき気道確保はどれか。

a. 気管挿管

b. 気管切開

c. 輪状甲状靱帯切開

d. 経鼻エアウェイ挿入

e. ラリンジアルマスク挿入

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システム設計・解説記入:米澤 昌紘(X : @leknyan
(医師/日本橋内科クリニック院長)