17 歳の女子。体重減少を主訴に来院した。2年前から摂食量を意識的に減らすようになり、学校における定期健康診断でやせを指摘された。医療機関への受診を指導されたが受診しなかったという。その後も体重がさらに減少しており、心配した母親に付き添われて受診した。

身長 150 cm、体重 27 kg。 体温 36.1 ℃。脈拍52/分、整。血圧 90/50 mmHg。前腕や背部に産毛の増生を認める。下腿に軽度の圧痕浮腫を認める。

この患者で認められる可能性が高いのはどれか。

a. GH が高値である。

b. 月経周期は正常である。

c. LH/FSH 比が高値である。

d. コルチゾールが低値である。

e. 遊離トリヨードサイロニン<FT3>が高値である。

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)