4か月の男児。鼻汁と咳嗽を主訴に両親に連れられて来院した。昨日から鼻汁、咳嗽および喘鳴が出現した。在胎36週1日、2,466 gで出生した。低出生体重児のためNICUに3週間入院した。3歳の兄が1週前から鼻汁を認めていた。母乳栄養で哺乳は普段と変わらない。

身長 64.3 cm、体重 7,220 g。体温 36.8 ℃。心拍数 120/分。呼吸数 50/分。SpO₂ 98% (room air)。心音に異常を認めない。呼吸音は喘鳴を認めるが陥没呼吸は認めない。腹部は軽度膨隆を認める。毛細血管再充満時間の延長はない。鼻腔RSウイルス迅速検査は陽性だった。

対応として正しいのはどれか。

a. 経過観察

b. 抗菌薬投与

c. 抗ウイルス薬投与

d. ガンマグロブリン投与

e. ヒト化モノクローナル抗体投与

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)