49歳の男性。胃もたれを主訴に来院した。半年前から2日に1回くらい、食後に不快なもたれ感が出現した。胸やけはないが、満腹感のため食事を残すことがある。既往歴に特記すべきことはなく、現在服用している薬はない。喫煙歴と飲酒歴はない。

身長 165 cm、体重 60 kg。ここ半年間で体重の増減を認めない。2週前に受診した健康診断では異常はなかった。上部消化管内視鏡検査および腹部超音波検査で異常を認めず、血中Helicobacter Pylori抗体は陰性であった。

最も考えられる疾患はどれか。

a. 逆流性食道炎

b. 過敏性腸症候群

c. 食道裂孔ヘルニア

d. 機能性ディスペプシア

e. 非びらん性胃食道逆流症(NERD)

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)