76歳の女性。背部痛とふらつきを主訴に来院した。3か月前に自宅で転倒した後に背部痛があったという。自宅近くの診療所で腰椎圧迫骨折と診断され、コルセットと鎮痛薬の処方を受けた。その後疼痛は軽減していたが、2週前に背部痛が再発し、1週前から歩行時にふらつくようになった。5年前に乳癌の手術を受けてる。

身長 148 cm、体重 50 kg。歩容は杖使用で不安定、円背があり、胸腰椎部に圧痛と叩打痛を認める。上肢の神経診察で異常を認めない。感覚障害を認めない。徒手筋カテストで右腸腰筋3、右大腿四頭筋3、右前腔骨筋3の筋力低下を認めた。胸腰椎エックス線写真を別に示す。

まず行うべき検査はどれか。

a. 骨塩定量

b. FDG-PET

c. 下肢筋電図

d. 胸腰椎MRI

e. 骨シンチグラフィ

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システム設計・解説記入:米澤 昌紘(X : @leknyan
(医師/日本橋内科クリニック院長)