38歳の女性。腹痛のため来院した。1週間前から排便がなく、嘔吐や腹痛、腹部膨満感を自覚し徐々に増悪するため受診した。

意識は清明。体温 37.2 ℃。脈拍 72/分、整。血圧 118/62 mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 97%(room air)。腹部は膨隆し、腸雑音は亢進している。直腸指診で直腸子宮窩〈Douglas窩〉に硬結を認めた。

腹部エックス線単純写真の仰臥位像でハウストラを伴う拡張した腸管と、立位像で液面形成〈niveau〉を認めた。腹部CT検査で回腸から直腸までの腸管拡張と骨盤部に少量の腹水を認めた。上部消化管内視鏡検査で4型胃癌を認めた。嘔吐により食事がとれないため入院とし、末梢輸液を開始した。

今後行う対応として適切なのはどれか。2つ選べ。

a. 胃全摘術

b. 胃瘻造設

c. 嚥下訓練

d. 経鼻胃管留置

e. 中心静脈栄養

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システム設計・解説記入:米澤 昌紘(X : @leknyan
(医師/日本橋内科クリニック院長)