1. 組織移行性の大きい薬物の分布容積は、血漿容積に近い値となる。
2. 組織成分との結合が強い薬物の分布容積は、総体液量を超えることがある。
3. 薬物の組織分布が平衡に達すると、血漿中と組織中の非結合形分率は等しくなる。
4. 組織中非結合形分率に対する血漿中非結合形分率の比が大きい薬物ほど、分布容積は大きい。
5. 炎症性疾患時には α1-酸性糖タンパク質の血漿中濃度が低下し、塩基性薬物の分布容積が増大する。
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