75 歳の男性。コミュニケーションが取れないため家族に連れられて来院した。2年前から会話が指示代名詞ばかりとなり、次第に言葉数が少なくなった。周囲に対して関心を示さず、部屋に閉じこもるようになり、最近は目的もなく毎日決まった時刻に全く同じルートを徘徊し、制止しても言うことをきかないという。神経学的所見に異常を認めない。改訂長谷川式簡易知能検査は協力が得られない。

考えられるのはどれか。

a. 脳血管性認知症

b. 前頭側頭型認知症

c. Lewy 小体型認知症

d. Alzheimer 型認知症

e. Creutzfeldt-Jakob 病

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)