70歳の男性。健診で検査値の異常を指摘されたため来院した。1年前に脳梗塞の既往がある。

心音と呼吸音とに異常を認めない。肝・脾を触知しない。

血液所見:赤血球 468 万、Hb 13.9 g/dL、Ht 42 %、白血球 12,300(桿状核好中球 30 %、 分葉核好中球 45 %、好酸球1%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球 17 %)、血小板 253 万。染色体は正常核型である。末梢血塗抹 May-Giemsa 染色標本と骨髄生検の H-E 染色標本とを別に示す。

最も考えられるのはどれか。

a. 骨髄線維症

b. 慢性骨髄性白血病

c. 骨髄異形成症候群

d. 真性赤血球増加症

e. 本態性血小板血症

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)