問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
1歳の男児。体幹の紅斑と色素斑を主訴に母親に連れられて来院した。生後4か月から入浴後に頸部と体幹に掻痒を伴う紅斑と膨疹が出現するようになったため受診した。
頸部と体幹に径2cm大までの色素斑と浸潤性紅斑の散在を認める。色素斑部を擦過すると数分後に膨疹を生じる。皮膚生検で真皮内にトルイジンブルー染色で赤紫色顆粒を含有する細胞の稠密な浸潤を認める。体幹の写真を別に示す。
考えられる診断はどれか。
a. Sweet病
b. 急性痒疹
c. Quincke浮腫
d. 色素性蕁麻疹
e. アトピー性皮膚炎