60歳の女性。咳嗽を主訴に来院した。5年前から関節リウマチに対し、副腎皮質ステロイドとメトトレキサートの内服処方を受け、病状は安定している。1か月前から咳嗽が続いている。

胸部エックス線写真及び胸部CTを別に示す。気管支鏡検査を行い、気管支洗浄液の抗酸菌検査で塗抹陽性で、非結核性抗酸菌が培養された。血液検査で抗MAC〈Mycobacterium avium complex〉抗体が陽性であった。

対応で適切なのはどれか。

a. 肺生検が必要である。

b. 接触者健康診断を行う。

c. 個室隔離のため入院させる。

d. 保健所への届出は不要である。

e. クラリスロマイシン単剤治療を行う。

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システム設計・解説記入:米澤 昌紘(X : @leknyan
(医師/日本橋内科クリニック院長)