問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
35歳の経産婦(3妊2産)。妊娠34週2日、妊婦健康診査のため受診した。妊娠初期から妊婦健康診査を受けていた。30歳時および32歳時に、それぞれ骨盤位および既往帝王切開の適応で選択的帝王切開の既往がある。
身長157cm、体重55kg(非妊時46kg)。体温36.8℃。脈拍80/分、整。血圧110/74mmHg。1日に数回の子宮収縮を自覚している。胎児心拍数陣痛図で異常を認めない。1週間前に施行した骨盤MRIのT2強調矢状断像を別に示す。
説明として適切なのはどれか。2つ選べ。
a. 「胎盤の後面に血腫をみとめます」
b. 「胎盤が内子宮口を覆っています」
c. 「臍帯血管が内子宮口上を走行しています」
d. 「胎盤の一部が子宮壁から剥がれています」
e. 「胎盤が子宮筋層を貫いている可能性があります」
b. 「胎盤が内子宮口を覆っています」
e. 「胎盤が子宮筋層を貫いている可能性があります」