83歳の女性。4日前からの右腰部痛と悪寒戦慄を伴う発熱を主訴に来院した。

来院時、意識は清明。見当識障害はない。体温38.6℃。脈拍102/分、整。血圧138/88mmHg。呼吸数24/分。SpO2 97%(room air)。頭頸部に異常を認めない。心臓の聴診で心尖部を最強点とするLevine 3/6の収縮期雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢・末梢に皮疹を認めない。入院時に行った血液培養2セット(4本)からクラスター状に集簇するグラム陽性球菌が検出された。

次に行うべき検査はどれか。

a. 胸部単純CT

b. 頸動脈エコー

c. 経胸壁心エコー

d. 上部消化管内視鏡

e. 腹部単純エックス線

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システム設計・解説記入:米澤 昌紘(X : @leknyan
(医師/日本橋内科クリニック院長)