40歳の女性。1か月前に腹部膨満を主訴に婦人科外来を受診し、精査の結果卵巣腫瘍の診断を受け、摘出手術を受けるため2週間前に入院した。

身長104cm、体重25kg。骨形成不全症のため、年1回整形外科を定期受診している。歩行困難があり日常的に電動車いすを用いている。夫と5歳の男児との3人暮らし。ネットショップを経営している。日常生活をサポートするため数人のボランティアが入れ替わりで支援している。術後経過は良好で術中病理診断の結果は良性であった。入院中に新たな機能障害は認めなかった。

入院中の主治医として退院に向けて必要なのはどれか。

a. 退院後安静などの療養指導

b. 介護福祉士資格を持つヘルパーの手配

c. かかりつけの整形外科担当医へ情報提供

d. 日常生活動作を支援する福祉器具の貸与の手配

e. 在宅リハビリテーションを行う理学療法士の手配

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)