75歳の女性。夜間に俳徊することに困った夫に付き添われて来院した。78歳の夫と2人暮らしである。60歳で発症したアルツハイマー型認知症が進行し、最近3カ月はひとりで出かけて自宅から離れた場所まで歩き回り、警察に保護されることが多くなった。俳徊や不眠などの原因精査と治療のため、精神科病棟に入院することになった。本人はほとんど言葉を発せず、意思も確認できない。夫の認知機能に低下は認めない。

適切な入院形式はどれか。

a. 緊急措置入院

b. 措置入院

c. 応急入院

d. 医療保護入院

e. 任意入院

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)