在宅医療を想定している患者・家族への説明で適切なのはどれか。
低栄養が疑われる高齢者(BMI 18kg/m2、6か月で3kgの体重減少)で腎障害がない場合の栄養管理として適切でないのはどれか。
医療施設における感染制御チームが行わないのはどれか。
頭部CT画像から三次元再構成して得た乳児頭蓋の画像を別に示す。成人するまでに消失する縫合線はどれか。
地域保健医療について正しいのはどれか。
「新生児の出生直後の胃内容物を採取してピペットで吸排して泡立てる。その後4分間静置して、顕微鏡で1mm2あたりの直径15μm未満の泡の数をカウントする」上記の検査はどの疾患を診断するためのものか。
パンデミックについて適切なのはどれか。
レム睡眠で正しいのはどれか。
高額療養費制度において、患者の年齢に加えて月の自己負担限度額を規定する条件はどれか。
「がん対策推進基本計画(平成30年3月)」において推進されるべきとされている緩和ケアについて誤っているのはどれか。
A医師は地域で禁煙を進めるための様々な活動をしている。定期的に地域の小学校に出向いて小学生への禁煙教育を行い、近くの企業の産業医として禁煙活動を行っている。また、自らの診療所で喫煙者の健康診断や慢性閉塞性肺疾患の患者の呼吸リハビリテーションも行っている。週末には近所の産婦人科に出かけ、母親学級で喫煙妊婦の禁煙指導も行っている。下線部のうち、三次予防はどれか。
滲出性胸水をきたす疾患に含まれないのはどれか。
ノロウイルスの不活化に有効なのはどれか。
尖足を認め、足関節底屈20度の位置から他動的に背屈させることができない。 関節可動域の足関節背屈角度の記載として正しいのはどれか。
総人口を分母とする指標はどれか。
痛みを主訴に受診するのはどれか。
疾病Yの有病率について、生まれ年が異なる4つのコホートを1965年度から2015年度まで10年おきに最大6回追跡調査した結果を別に示す。疾患Yの有病率について正しいのはどれか。
慢性炎症に伴う貧血で増加するのはどれか。
毒性物質の負荷量と毒性が発現する確率を示した図を別に示す。 1日摂取許容量の計算に必要な負荷量はどれか。
生理食塩液輸液下で2日間の絶食により上昇するのはどれか。
我が国における近年の疾病や疾病リスクについて正しいのはどれか。
炎症性疾患にみられるCRP上昇に最も関与するサイトカインはどれか。
Which is the most likely personal information that can be used to identify an individual person?
発声時に活動する内喉頭筋を支配する神経はどれか。
地方衛生研究所の業務でないのはどれか。
2009年に比較して2019年の数値が上昇しているのはどれか。
夜盲を訴える患者の診断に有用な検査はどれか。2つ選べ。
へき地医療拠点病院について正しいのはどれか。2つ選べ。
予防接種法に規定されている定期接種について正しいのはどれか。2つ選べ。
生活保護法について正しいのはどれか。2つ選べ。
骨盤腔に及ぶ脾腫がみられる頻度が高いのはどれか。2つ選べ。
我が国の労働災害について正しいのはどれか。2つ選べ。
収縮期と拡張期の経食道心臓超音波像を別に示す。正しいのはどれか。2つ選べ。
理学療法士や作業療法士によるリハビリテーションを受けられる介護保険施設または介護サービスはどれか。2つ選べ。
出産、育児と就労について正しいのはどれか。3つ選べ。
65歳の女性。多発関節痛を主訴に来院した。5か月前に自宅近くの医療機関で関節リウマチの診断を受けた。B型およびC型肝炎ウイルス検査、結核菌特異的全血インターフェロンγ遊離測定法〈IGRA〉は陰性で、メトトレキサートとプレドニゾロンによる治療が開始されたが、症状が改善しないため紹介受診となった。多発関節炎を認め、生物学的製剤による治療の適応と考えられた。
75歳の女性。血便を主訴に来院した。半年前から時折暗赤色の血便があったが、自然軽快するため様子をみていた。3日前から再び血便が出現したため受診した。受診日の朝には普通便に戻っていた。既往歴に特記すべきことはなく、現在内服薬はない。
56歳の男性。自宅火災があり、初期消火を行おうとしたところ顔面、両手に受傷し救急搬送された。咽頭痛と咳嗽を訴えている。意識は清明。体温36.0℃。心拍数124/分、整。血圧140/90mmHg。呼吸数24/分、喘鳴を聴取する。SpO2 99%(マスク6L/分 酸素投与下)。顔面および口腔に煤が付着しており、毛髪が焼けている。
64歳の女性。1年前から徐々に物忘れがひどくなってきていることを心配した家族に伴われて来院した。最近は財布をしまったことや食事をしたことを思い出せないこともあるという。この患者の診断に有用な検査はどれか。
21歳の女性。顔面の皮疹とふらつきを主訴に来院した。1か月前、海水浴に行った後から、微熱、顔面の皮疹、手指関節痛、ふらつきが出現し、改善がないため受診した。体温37.6℃。眼瞼結膜は貧血様で、眼球結膜に軽度黄染を認める。両頬部に紅斑を認める。硬口蓋粘膜に発赤とびらんを認める。両側の複数の近位指節間関節に腫脹と圧痛を認める。
84歳の女性。頭痛を主訴に来院した。今朝自宅内の段差で転倒し頭部を打撲し、頭痛を生じたため息子に付き添われて受診した。最近は歩行が小刻みになり自宅内でも転倒が多いという。息子とは同居しているが日中は仕事で不在である。自宅近くの診療所を不定期に受診しているが詳細は不明で、薬が自宅に多く残されているという。
10か月の男児。昨夜から血便、嘔吐を認め、機嫌も悪いため母親に連れられて来院した。①足底を刺激すると開眼し、②皮膚色はピンク色である。③ツルゴールは軽度低下しており、④口唇の乾燥は軽度である。⑤毛細血管再充満時間は3秒である。この患児で循環不全を示す所見は下線部のうちどれか。
52歳の女性。血便を主訴に来院した。3か月前に便に血液が付着していることに気付いたが、自然軽快したため受診していなかった。1週間前から再び便に血液が付着するのに気付き受診した。腹痛はなく排便回数は1回/日である。
日齢3の男児。軽度の腹部膨満を認めると看護師から指摘があった。在胎40週、3,100gで出生。①胎便排泄は生後48時間に認められた。②体重2,950g。体温37.0℃。心拍数136/分、整。血圧74/46mmHg。呼吸数40/分。③大泉門は2×2cmであった。④皮膚は黄疸を認める。腹部は⑤肝臓を右季肋下に1cm触知した。 下線部のうち異常所見はどれか。
78歳の男性。発汗と悪心を主訴に来院した。前日の朝、ソファに座って新聞を読んでいたところ、発汗と悪心が出現したが5分程度で改善した。当日朝、リビングで椅子に座ってテレビを見ていたところ発汗と悪心が出現したため、心配した家族に伴われて受診した。高血圧症、糖尿病、陳旧性心筋梗塞で自宅近くの医療機関に通院中である。
32歳の女性。産褥3日目で入院中である。妊娠38週6日に2,900gの女児を経腟分娩した。分娩経過に異常は認めず、分娩時の出血量も正常であった。現時点までの産褥経過も順調である。本日の所見として正しいのはどれか。
42歳の女性。手のこわばりを主訴に来院した。手の症状には約3か月前から気付いている。厳格な菜食主義で魚介類や乳製品を10年以上摂取していない。味覚に異常を認めない。神経診察に異常を認めない。
28歳の女性。悪心と倦怠感を主訴に受診した。最終月経は8週間前。無月経のため5日前に行った妊娠検査薬が陽性だった。軽度の下腹部痛を自覚している。最近食欲が低下しているという。内診で性器出血は認めず、経腟超音波検査で子宮内に頭殿長18mmの心拍を有する胎児を認める。
75歳の女性。夜間に俳徊することに困った夫に付き添われて来院した。78歳の夫と2人暮らしである。60歳で発症したアルツハイマー型認知症が進行し、最近3カ月はひとりで出かけて自宅から離れた場所まで歩き回り、警察に保護されることが多くなった。俳徊や不眠などの原因精査と治療のため、精神科病棟に入院することになった。本人はほとんど言葉を発せず、意思も確認できない。
36歳の女性(1妊0産)。破水感を主訴に来院した。これまでの妊娠経過に異常を認めない。妊娠37週1日、午前6時に破水感を自覚し午前8時に受診した。
52歳の男性。健康診断で肥満を指摘され来院した。3か月前の健康診断で異常をはじめて指摘された。20歳時の体重は65kgであった。既往歴と家族歴に特記すべき事項はない。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。健康診断以降、早朝1時間の散歩をしている。
第1子(3歳男児)が臨床的にDuchenne型筋ジストロフィーと診断されている両親が遺伝カウンセリングを受けるために来院した。第1子はこれまで遺伝子検査を受けたことがない。他にDuchenne型筋ジストロフィーと診断されている家族はいない。正しいのはどれか。
28歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠36週、胎児発育不全を指摘され来院した。妊娠32週の妊婦健康診査で推定胎児体重が1,586g(−1.0SD)であった。妊娠34週の妊婦健康診査で1,776g(−1.5SD)であり胎児発育不全と診断されたため、かかりつけの産科診療所から紹介され受診した。母体合併症は認めなかった。
26歳の男性。ある国から日本国内の空港に帰国した。日本国籍を有している。到着時、発熱と下痢を伴っており、出発国の状況から一類感染症の可能性が考えられた。この患者に関わる対応で検疫法に基づいて検疫所長が行うことができるとされている措置として誤っているのはどれか。
57歳の男性。腎機能低下を主訴に来院した。35歳でIgA腎症と診断され、自宅近くの診療所を定期受診していた。腎機能が次第に悪化し、腎代替療法の準備が必要と判断されて受診した。IgA腎症の診断時に高血圧症を指摘されて降圧薬を、50歳からは2型糖尿病を指摘されて経口血糖降下薬を服用中である。
6歳6か月の女児。約1年前から乳房腫大に気づかれていたが、次第に目立ってきたため母親に連れられて来院した。身長127cm、体重26kg。体温36.3℃。外表に異常を認めず、甲状腺腫を触知しない。心音と呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦で、肝・脾を触知しない。乳房の成熟度は両側ともTanner分類でIII度である。
32歳の女性。意識障害のため友人に伴われて来院した。暖炉の火が燃えているままの部屋で倒れている患者を発見し、友人が乗用車で救急外来に搬送した。来院時の呼びかけに応答せず、けいれんがみられる。
40歳の女性。特定健康診査を受けた。既往歴に特記すべきことはない。喫煙歴はない。飲酒は日本酒5合/日である。身長148cm、体重65kg。BMI 29.6。腹囲92cm。体温36.4℃。脈拍72/分、整。血圧128/68mmHg。
40歳の男性。職場の特殊健康診断で受診した。工場でシンナーを使用した吹付け塗装作業を担当している。自覚症状は特にない。AST 80U/L、ALT 60U/L。喫煙は20本/日を15年間。飲酒はビール500mL/日を20年間。工場内の局所排気装置は稼働している。作業着は半袖で、防毒マスク、軍手は常時着用している。特殊健康診断で測定した検体の代謝物濃度が高濃度であった。
82歳の女性。歩行困難のため救急車で搬入された。現病歴:1か月前から倦怠感を訴えていた。前日の朝から食欲不振が出現し、午後になって2回嘔吐した。当日朝から落ち着きがなくなり、いつもと違う様子であった。その後、歩行困難と尿失禁を認め次第に呼びかけへの反応が悪くなったため家族が救急車を要請した。
62歳の女性。腰痛、発熱および嘔吐を主訴に救急車で搬入された。現病歴:3日前から間欠的な右腰痛を自覚していた。今朝起床時から悪寒も自覚するようになった。夕刻になり発熱と繰り返す嘔吐も出現し、動けなくなったため救急車を要請した。
73歳の男性。ふらつきを主訴に来院した。現病歴:3日前に重い荷物を持ち上げた時に腰痛が出現し、自宅近くの診療所でNSAIDの処方を受けた。早期の症状改善を期待して毎食後に服用していたが、昨日から心窩部痛を自覚し十分に食事や水分がとれなかったという。本日朝からふらつきが出現したため家族に連れられて受診した。
56歳の女性。歩行困難と嚥下困難を主訴に来院した。現病歴:2年前から左上肢の筋力低下を自覚した。1年前から右上肢にも同様の症状を自覚するようになり、自宅近くの診療所を受診したところ、病院の脳神経内科に紹介受診となった。入院精査の結果、筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉の診断を受けた。その後、病院に通院していたが下肢筋力が低下して徐々に歩行困難となった。
87歳の女性。両側下腿浮腫を主訴に夫と息子夫婦とともに来院した。現病歴:約半年前から両側下腿浮腫が出現し、自宅近くの医療機関で少量の利尿薬を処方されていた。3か月前から下腿浮腫の悪化のため歩きにくくなり、労作時の息切れも感じるようになった。2週間前からは食欲低下も著しくなったため受診した。
日齢10の男児。生後3日目に腸回転異常症の手術を行い、術後は中心静脈栄養を行っていた。排便を認めたため、術後5日目から人工乳の哺乳を始め、中心静脈栄養を漸減していた。現在の体重は3,200g。人工乳は1回量20mLを8回投与している。