55歳の男性。昨日から発熱と動悸を自覚し、本日前頸部に腫脹と痛みが出現したため来院した。1週間前から咽頭痛があり風邪薬を服用していた。

体温 37.6 ℃。脈拍 96/分、整。血圧 132/78 mmHg。頸部リンパ節の腫大は認めないが、甲状腺はびまん性に腫大しており、右葉に圧痛を認める。

血液生化学所見:TSH 0.1 μU/mL(基準 0.2~4.0)、FT4 2.7 ng/dL(基準 0.8~2.2)。CRP 8.4 mg/dL。

最も考えられる疾患はどれか。

a. Basedow病

b. Plummer病

c. 慢性甲状腺炎

d. 亜急性甲状腺炎

e. 急性化膿性甲状腺炎

解答を見る
問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)