19歳の男性。スポーツの試合中に頭部を打撲し、意識障害を主訴に試合会場の当番医師とともに車で来院した。

受傷直後から数分間は意識がなく、当番医師の初診時の意識レベルはJCS I-3、救急外来受診時(受傷後30分)はJCS I-1であった。体温 36.6 ℃。血圧 120/80 mmHg。脈拍 70/分、整。呼吸数 14/分。SpO2 99%(room air)。瞳孔は両側径 3mm、対光反射は両側ともに迅速である。軽度の頭痛とめまいはあるが、悪心や嘔吐はない。試合中から救急外来を受診するまでの記憶がないという。頭部エックス線写真および頭部単純CTに異常を認めない。

今後、スポーツ復帰の方針として適切なのはどれか。

a. 速やかに試合へ復帰させる。

b. 受傷後3時間の経過をみて試合に復帰させる。

c. 受傷後12時間の経過をみて試合に復帰させる。

d. 種別ごとの復帰プログラムに基づいて段階的に復帰させる。

e. 今後、同一のスポーツへの復帰はさせない。

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)