24歳の女性。持続する発熱を主訴に来院した。2か月前に37℃台後半の発熱が出現した。その他に症状はなかったが、発熱が持続するため受診した。

体温 37.8 ℃。脈拍 92/分、整。血圧 110/72 mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜に異常を認めない。右頸部に動脈の走行に一致した圧痛と血管雑音を聴取する。心音と呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。表在リンパ節を触知しない。

血液所見:赤血球数 392万、Hb 9.8 g/dL、Ht 30%、白血球 14,300、血小板 42万。血液生化学所見:尿素窒素 13 mg/dL、クレアチニン 0.5 mg/dL。CRP 8.0 mg/dL。

この病態を評価するうえで適切でないのはどれか。

a. 造影CT

b. 動脈生検

c. 造影MRI

d. FDG-PET

e. 頸動脈超音波検査

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)