問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
母体背景と胎児疾患の組合せで正しいのはどれか。3 つ選べ。
a. 高齢妊娠 ― 13trisomy
b. 風疹感染 ― 先天性心疾患
c. 妊娠高血圧症候群 ― 不整脈
d. 全身性エリテマトーデス ― 頭蓋内出血
e. パルボウイルス B19 感染 ― 貧血
a. 高齢妊娠は、染色体異常のリスクを高める。
b. 風疹感染は、妊娠初期に母親が感染すると、胎児に様々な先天性異常を引き起こす可能性がある。これには先天性心疾患も含まれる。
c. 妊娠高血圧症候群は、妊娠中の高血圧に関連する病態。胎児の不整脈と直接関係はない。
d. 全身性エリテマトーデス(SLE)は、母体に影響を及ぼす自己免疫疾患。
e. パルボウイルスB19感染は、妊娠中に母体が感染すると胎児に貧血を引き起こす可能性がある。これは、ウイルスが胎児の赤芽球系細胞を攻撃するためである。