35 歳の男性。仕事中に、作業で使用していた液体の化学物質を全身に浴び、事故から 2 時間後に来院した。2 年前に入職し、配置転換で 2 週間前から現在の作業を始めたばかりだった。作業内容や使用していた化学物質の詳細については詳しくない。化学物質を浴びた後、すぐに緊急用のシャワーを浴び洗眼したという。

意識は清明。身長 171 cm、体重 65 kg。 体温 36.8 ℃。 脈拍 72/分、 整。血圧 136/82 mmHg。呼吸数 17/分。眼瞼結膜、眼球結膜に充血を認める。顔面の皮膚に発赤を認める。

この患者の治療方針を決定するため、患者の勤務先に照会するものとして有用でないのはどれか。なお、患者の同意は得ているものとする。

a. 直近のストレスチェックの結果

b. 直近の定期健康診断の結果

c. 直近の特殊健康診断の結果

d. 安全データシート

e. 曝露時の作業内容

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)