問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
精巣腫瘍の治療方針決定に使われる血液検査はどれか。 3 つ選べ。
a. ヒト絨毛性ゴナドトロピン〈hCG〉
b. α-フェトプロテイン〈AFP〉
c. CA19-9
d. CEA
e. LD
a. ヒト絨毛性ゴナドトロピン〈hCG〉。hCGは精巣腫瘍、特に絨毛癌や胚細胞腫で上昇することがあり、治療方針決定に重要である。
b. α-フェトプロテイン〈AFP〉。AFPは胚細胞腫の一部で上昇し、精巣腫瘍の治療方針決定に使用される。
c. CA19-9。CA19-9は主に膵臓癌や胆道系腫瘍のマーカーであり、精巣腫瘍には関連しない。
d. CEA。CEAは主に大腸癌などの腺癌の腫瘍マーカーであり、精巣腫瘍には関連しない。
e. LD。LD(乳酸脱水素酵素)は精巣腫瘍の進行度や腫瘍量を反映するマーカーであり、治療方針決定に役立つことがある。