問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
22 歳の女性。初めて受けた子宮頸がん検診で異常を指摘され受診した。
身長162 cm、体重 56 kg。体温 36.5 ℃。脈拍 72/分、整。内診で子宮は正常大で可動性良好、両側付属器を触知しない。子宮腟部に肉眼的な異常を認めない。経腟超音波検査で異常を認めない。コルポスコピィで白色上皮を認めたため、同部の狙い組織診を実施したところ、軽度異形成(子宮頸部上皮内腫瘍)と診断された。
患者への説明として適切なのはどれか。
a. 「MRI 検査を行いましょう」
b. 「円錐切除術を行いましょう」
c. 「抗ウイルス薬を内服しましょう」
d. 「子宮頸部細胞診を半年後に行いましょう」
e. 「ヒトパピローマウイルス〈HPV〉ワクチンで治療をしましょう」