10 か月の女児。呼吸困難を主訴に母親に連れられて来院した。3 日前から鼻汁と咳嗽が続いていたが、発熱もなく機嫌が良かったので自宅で様子をみていた。夕方から咳嗽が悪化し、呼吸が苦しそうになったという。

体温 37.0 ℃。心拍数138/分、整。呼吸数 60/分。SpO₂ 92 %(room air)。鼻翼呼吸、陥没呼吸および軽度の口唇チアノーゼを認める。呼吸音に左右差や減弱を認めない。両側肺でcoarse crackles は聴取しないが、呼気性喘鳴を聴取する。鼻腔 RS ウイルス迅速検査は陽性だった。

この患児に予測される検査所見として正しいのはどれか。

a. 血小板数減少

b. 血清 IgE 高値

c. 好中球核左方移動

d. 高二酸化炭素血症

e. 胸部エックス線写真の肺浸潤影

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)