問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
日齢 28 の男児。1 か月健康診査のため両親に連れられて来院した。在胎 38 週、体重 3,000 g で出生した。出生後の経過は問題なく、日齢 5 に体重 2,800 g で産科診療所から退院した。母親は 24 歳、初産のため育児に自信がなく、母乳量の不足を心配している。
受診時の体重 3,600 g。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟。皮膚は黄染なし。外陰部に異常を認めない。自宅で平均的な 24 時間の排尿は 10 回、排便は 3 回、母親が記録した哺乳状況を示す。
対応で正しいのはどれか。
a. 人工乳に変更する。
b. 母乳を与える回数を増やす。
c. 母乳添加用粉末を追加する。
d. 母乳量は十分であると伝える。
e. 母乳と人工乳との混合栄養に変更する。