45 歳の女性。日中のだるさを主訴に来院した。第 1 子の出産後から体重が増え、10 年で 10 kg 増加した。健診を受けたことはない。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。 就労はしておらず、運動習慣はない。

身長 152 cm、体重 65 kg。血圧144/92 mmHg。

尿所見:蛋白(-)、糖 3 +、ケトン体(-)、潜血(-)。血液生化学所見:総蛋白 7.4 g/dL、アルブミン 4.0 g/dL、尿素窒素 14 mg/dL、クレアチニ ン 0.7 mg/dL、尿酸 7.2 mg/dL、血糖 188 mg/dL、HbA1c 8.2 %(基準 4.6~6.2)、総コレステロール 252 mg/dL、トリグリセリド 220 mg/dL、HDL コレステロール 36 mg/dL、Na 135 mEq/L、K 4.6 mEq/L、Cl 101 mEq/L。12 誘導心電図で異常を認めない。

食事療法の内容で正しいのはどれか。

a. 食塩摂取量を 10 g/日未満とする。

b. 蛋白質摂取量を 35 g/日未満とする。

c. 脂質は飽和脂肪酸を 50 g/日以上とする。

d. 総エネルギー摂取量を 1,800 kcal/日とする。

e. 総エネルギー摂取量の 40~60 % を炭水化物由来とする。

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)