11歳の男児。転倒して頭部を受傷したために母親に連れられて来院した。30分前にプールサイドで転倒し右の側頭部から頭頂部を段差の角に打ち付けたとのことである。
58 歳の男性。失神と頭部打撲を主訴に救急車で搬入された。友人宅で意識を消失して頭部を打撲したため、友人が救急車を要請した。付き添いの友人によると、この患者は独居で、 5 年前に脳卒中で入院治療を受けたことがあるが、詳細は分からないという。
34歳の男性。頭痛、顔つきの変化および手足の容積増大を主訴に来院した。2年前から家人に顔貌の変化を指摘されている。1年前から頭痛を自覚するようになった。身長182cm、体重98kg。脈拍80/分、整。血圧156/90mmHg。顔面は眉弓部の膨隆、鼻と口唇の肥大、巨舌を認める。胸部と腹部とに異常は認めない。