55歳女性。身長 160cm、体重 70kg。起床時右手が思うように動かなく なり、救急外来を受診した。CT 検査にてアテローム血栓性脳塞と診断され、入院にて急性期治療を受けた。この患者の血液検査データは以下の通りである。 また、医師は重篤な腎障害があると判断した。

クレアチニンクリアランス 20mL/min、BUN 40mg/dL、ALT 7.1U/L、 AST 12.5U/L、γ-GTP10.0U/L、血小板数 20× 104/μL

以下は、退院時の再発抑制のための薬物である。この患者への投与が適切でないのはどれか。 1つ選べ。なお、退院直前の検査データは入院時と大きな変化はなかった。

1. シロスタゾール

2. ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩

3. チクロピジン塩酸塩

4. 低用量アスピリン

5. クロピドグレル硫酸塩

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脳梗塞の発症には血小板凝集反応が関与するものがある。この反応に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ

1. トロンボキサン A2は、血管内皮細胞から放出され、血小板凝集を抑制する。

2. 損傷した血管壁内から露出したコラーゲンは、血小板凝集を抑制する。

3. 活性化された血小板どうしは、フィブリノーゲンを介して結合する。

4. プロスタグランジン I2は、活性化された血小板から放出され、血小板凝集を促進する。

5. ADP(アデノシン 5ʼ-二リン酸)は、活性化された血小板から放出され、血小板凝集を促進する。

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