75 歳の男性。食事摂取の困難を主訴として、介護老人福祉施設から訪問歯科診療の依頼があった。約1か月前から食事時間が延長し、摂取量は著しく減少しているという。認知症はあるが他に特記すべき疾患はない。BMI は 18.1 であった。使用中の義歯に問題はなかった。食事観察では、隣席の入所者の動きに気をとられ、しばしば食事を中断していた。過去1年間の体重変化を図に示す。
適切な対応はどれか。2つ選べ。
a. 経過を観察する。
b. 胃瘻の造設を勧める。
c. 嚥下機能訓練を行う。
d. 声かけをして食事を促す。
e. 栄養補助食品の摂取を勧める。